不要じゃない!応用情報技術者試験!

ITエンジニアに求められる事は、クライアントのニーズに沿ったシステムを現実的に構築する事です。また、それと関連してエンジニアのスキルを確認するための試みとして、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験があります。これらは、実践的なスキルでなく広範なIT関連の知識を問うものとなっています。そのため、人によっては不要であるといった評価を下す場合があります。では、何のために取得するのでしょうか。その理由は、エンジニアとしての信用が増す事にあると考えます。クライアントにとって、エンジニアが具体的にどんな力を持っているのかを判断する事は難しいです。それゆえ、それまでの経歴などと合わせて資格の有無が判断材料となるのです。

応用情報技術者試験の合格率は20%前後とされ、実務に携わるものにとっても難関とされています。しかし、難易度が高ければ高いほど、試験に合格したもしくは資格を取得したエンジニアが持つスキルに対しての信用を、高める要因となるでしょう。仕事をもらうためにはエンジニアにとって、信用は必要不可欠です。依頼される案件の数や質、待遇などその影響は大きくなります。実際に、取得者の給与を上げる制度を取り入れている企業も存在するようです。取得するメリットは充分に大きいといえるでしょう。試験は午前、午後の筆記のみという簡素なものなので、受験に手間はあまりかかりません。そのため、受験者の多くはIT関連の職業に携わる社会人です。自身のエンジニアとして地位を高めたいと考えている人は、受験を考えてみてはいかがでしょうか。